紅葉の明星山へクライミング!左岩稜&左フェース


「明星山」

白馬山麓県立自然公園にある明星山は標高1,188m、大迫力の岩壁は日本有数のロッククライミングのゲレンデとして有名です。
さらに、切り立った岩肌には盆栽の王様「糸魚川真柏」が自生し、直下の峡谷は国指定天然記念物「ヒスイ峡」としてたくさんの観光客を集めてます。

今回は、この大岩壁に少しでも触ってみたいということで、入門ルートである「左岩稜」と「左フェース」にチャレンジしてきました。
明星山は、紅葉がちょうど良い感じになっており、クライミングと紅葉を一度に両方楽しめました。

6:30 
駐車場を出発。取り付きで順番待ちをして、7:30取り付き開始。
2P目までは左フェースと同ルートを行きます。

3P目がこのルートのハイライト!アブミの使って人工登攀です。
2年前に三つ峠で少し練習しただけだったので本チャンのリードはこれが始めてで緊張。。


しかし、かなり短い間隔で支点が打ってあり、そのすぐ脇にA0用のシュリンゲまで設置してある!

「3P目の支点」

3P目あたりから太陽が差し込んできて快適。

「4P目をリードするN師匠」


「左フェースを行くチーム」

明星山の魅力はなんと言っても大岩壁とその高度感です。
後ろを振り返れば、観光客が手を振ってきたり応援してくれたりでテンションあがります♪

「明星山の展望台」


「6P目」

13:00
ここで、トラブル発生!!おそらく、松ノ木テラスに着いたはずでしたが、近いような気もするし、左のバンドは細いし支店もなさそうということで、、
失神テラスかなと思いこみ左にトラバースせず、少し右の大きな松の木から顕著な凹部のハルシオンルートへ迷い込んでしまいました。かなり苦戦し、現在地に自信が持てず、山頂からの下降も不安だったので、安全を優先し下山を決意。

「迷い込んだハルシオンルート」

14:00
懸垂下降で一時間ほどで取り付きへ下りることができました。まあ、核心が登れたからいいか!と言うことにしてください(笑)
でも、下から見ると明らかにわかるので、ルートファインディングと事前準備不足ですね。めっちゃ悔しい。。宿題にします。


11/5 6:00
翌日は、左フェースへ。前日のおかげでアプローチと2P目までは安心。今日こそは、ルートファインディングを間違えずに終了点まで行くことを目標にスタート。


「5P目の下降」

5P目に一度下降して登り返すのがいやらしいです。特に、フォローで行くと、下へ引っ張られる感じになるのでホントいやだ。
左フェースの難しいところは、やっぱりルートファインディング。右へ右へ右上していくのですが、どこで左登へ切り返すか見極めるのが難しい。結局またしても登りすぎてしまいました(笑)


「7P目をルート修正しながら登るN師匠」

しかし、今回はあきらめずに、フォローで登ってきたN師匠が修正。
松ノ木の盆栽のようなもろい岩をひたすら登ります。


「高度感があって気持ち良い!」

14:00
終了点到着!無事に大岩壁を登りきることができた達成感があふれます。
後半、足と腕と身体がヘトヘトになりました。


14:30
下降開始。明星山の下降が難しいと聞いてましたが、新しいピンクのテープと途中からフィックスロープも張ってあり踏み跡もかなりついてました。シーズンも後半だからでしょうか。30分ほどでなんなく下降できました。

「フィックスロープ」


下山後は、姫川温泉・朝日荘へ。ここは混浴の岩内風呂があることで有名らしい。かなりマニアック情報ですが、、

「姫川温泉・朝日荘」

6日は、日本海を拝んだあと国道148号を松本方面へ南下。途中、白馬村の仁科三湖の紅葉が素晴らしかったです。仁科三湖は、フォッサマグナ上にできた北アルプス山麓唯一の天然湖だそうです。

「仁科三湖の木崎湖」

明星山はかなり充実したクライミングが楽しめました。
宿題の残したのでまたリベンジかなあ。フリスピも狙いたいです。

N師匠ありがとうございました!



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