紅葉を期待して香港からのメンバーと一緒に剣岳と裏剣・仙人池に行って来ました。出発前から天気予報に悩まされましたが、急遽良い方向となってきたので出発を決断できました。香港パワーに感謝です。謝!!とは言え初日は雨予報の為雷鳥荘まで。
室堂は雨雨雨。。。
室堂に着くと、辺りは真っ白で時折激しく雨が降ってわずか30分だけでしたが、かなり濡れました。笑 ただ、紅葉はちょうど良さそうな感じ。明日に期待です♬
夕食@雷鳥荘
2日目。
雷鳥荘==剣沢小屋==一服剣==前剣==剣岳==剣沢小屋
バイキングスタイルの雷鳥荘の食事をたっぷり頂いて、剣岳目指して出発!先ずは雷鳥坂を登って稜線のコルに建つ剣御前小屋を目指します。朝日が差し込み、紅葉を一気に色づき美しいです☆ 紅葉はちょうど見頃でした。
雷鳥坂は紅葉見頃????
写真スポットだらけで中々進まない。笑 今日はこれから剣岳に登りますよ〜!!笑
写真タイムでなかなか進まないの巻ww
登ってきた雷鳥坂を振り返れば、地獄谷から吹き上がる煙と立山と室堂平の紅葉が素晴らしい〜。
室堂をバックに
雷鳥坂を登りきる頃、ライチョウさんに出会いました♬ 足下から冬毛がたくさん生え始めてます??
雷鳥に出会いました。
急な急登を登る事2時間、ついに反対側の景色・剣岳を拝む事が出来ました!剣岳の右奥には白馬岳から唐松・五竜も!
劔御前小屋から劔岳
剣沢小屋に、剣岳アタックに不要な荷物をデポさせて頂き剣岳山頂アタック!剣沢小屋から剣山荘の間の道は、紅葉が絨毯の様に一面敷き詰められていました。見とれてはいられないので、カメラはしまってスルーww
剣沢小屋から剣山荘への道は紅葉ベストシーズン????
逆さ紅葉ww
剣山荘からいよいよ剣岳アタックです。鎖場やハシゴが連続する約4時間の険しい登り。今回は万が一に備えにヘルメットに加え、ハーネス&セルフビレイを装着して挑みます。
剣山荘から劔岳に取り付きます。
一服剣の鎖場は序の口ですが、前剣の越え平蔵のコルあたりからいよいよ高度感増してきていよいよ厳しくなってきます。
スリリングな橋を渡り、、
一番切り立っているのは、かの有名なカニのタテバイ。垂直な鎖場ですが、鎖と足場に鉄の杭が入っています。とはいえ足を滑らせば滑落しかねないので、念の為ロープでしっかり確保して登りました。
切り立った崖を登り
カニのタテバイを過ぎれば、あとは20分ほど登れば山頂です。眼下に雲海を眺めながらフーフーと登ると
ついに劔岳山頂!
厳しい道のりだけある為山頂の喜びも格別!記念撮影をして、もう一度気持ちをリセットさせて気を引き締めて下山に取りかかります。
カニのヨコバイ
下りの核心はカニのヨコバイ。一段足を下ろすのにステップが見えづらく苦労するところがありますが、赤いペンキでしっかりマーキングしてくれておりました。謝!
下山は急なハシゴを下り、、。
なんとか暗くなる前に下山することが出来ました。温かく見守って頂いた小屋番の方にスーパー感謝です。遅くなってしまったのにも関わらず、シャワーに入れる時間を下さり食事の時間を調整して頂きありがとうございました!
癒しのひと時。
3日目。
剣沢==真砂沢==二股==仙人池
裏剣の仙人池からモルゲンロートに染まる紅葉の逆さ裏剣を期待して仙人池ヒュッテへ。今シーズンは、剣沢の雪渓がかなり解けてしまい状況が悪かったです。
劔沢雪渓を下ります。
雪渓に入るところにはピンクテープでマーキングされており、わかりやすくなってます。が、いつもこの時期に雪渓に降りるところにはマーキングはなくずーっと巻き道だらけ。。。????
雪渓の崩壊激しく巻道ばかり、、。
雪渓を歩けばあっという間に真砂沢小屋ですが、岩場のキワドいトラバースの連続。剣岳よりもある意味気を使うかもww
ツルツルの岩をトラバースしながら登ったり下ったり。
真砂沢に下ってきて一安心。沢の水で冷えたドリンクで乾杯して一休みさせて頂きました。
真砂沢まで下って来ました。
真砂沢小屋から剣沢を二股まで下る道も地図上はゆるーく下るだけですが、UPDOWNが激しい巻き道があったりヒヤヒヤのトラバースがあったり気が抜けません。笑
二股への道も意外とスリリングw
吊り橋を渡ったら、仙人峠へ登り返し。スタートから急な登りですが、危険なところはなく樹林帯で日差しも避けられるので意外と癒し道です。笑
吊り橋を渡って、仙人池へ登り返し
道はほぼ安定してましたがチョイ嫌なトラバースあり。
仙人峠に着くと、あとは仙人池ヒュッテに下るだけ!ちょうど、紅葉が見頃になっておりベストシーズンです。
上部に来ると綺麗な紅葉!
仙人池到着!
午後になってしまったため、仙人池からの剣岳は逆光の為絵にはなりそうにありませんでした。とりあえず、ビールで乾杯して明日に期待です。
お風呂に入って
美味しい夕食を頂きました。
4日目。
仙人池==二股==分岐==ハシゴ谷乗越==内蔵助平==黒部川==黒部ダム
あともう1日あれば、雲切新道を下り阿曽原温泉に1泊してから宇奈月峡へ下山したいところですが、タイムリミットがあるため扇沢へ下山。室堂へ登り返すかOR黒部ダムへハシゴ谷乗越を越えて下るか悩みましたが、登りが少なく終バスが遅くロープウェイ代も節約出来る黒部ダムへ決定!
期待のモリゲンロートはいかに、、。
朝食はまだ暗い5時から先着順の為並んで頂き、5:45辺りにモルゲンロートになって来るとのことなので待つ事に。5:15くらいから段々あたりが明るくなって来ました。まだかまだかと待っていると。。
上部が少し焼けました。
本日の焼具合はまあまあかな。笑 また来シーズンに期待したいと思いますww
小屋のスタッフと。
さあて、下山です!朝陽が木々にあたり紅葉が色付き美し過ぎる!
オヤマノリンドウ
帰りも裏劔の素晴らしい紅葉
二股の吊り橋を渡って、真砂沢小屋少し手前の分岐から橋を渡ってハシゴ谷乗越へ。樹林帯のゴロゴロ石の登りを登り返す。段々急な登りになり、最後は連続する木製のハシゴを登ってコルを内蔵助平側へ。
帰路はハシゴ谷乗越から
ガラガラの樹林帯を登り
ハシゴを登って峠を越えます。
ハシゴ谷をコルまで登って、反対側の景色は格別です。誰も人気のないまさに秘境と言った感じ。
内蔵助平へ下ります。
内蔵助平
内蔵助平(くらのすけだいら)は、上から見ると平ですが石がたくさんゴロゴロしており歩きづらいです。笑 ここから内蔵助谷を下り、黒部川へ。内蔵助谷をトラバースしながら降りて行く感じですが高度感があって足場が悪いのでなかなか神経を使います。雨が降っているときは増水して危険だと思います。
川沿いを下って
ようやく歩きやすい道に。笑 あとはダムへ向って歩くだけ!ラストが近いと思うとテンションが上がってきます。
ダムの下流に降りてきました。
道が整備されており歩きやすい!
ダムが見えた!
対岸へ渡って
最後は黒部ダムの放水を下部から立ちはだかるコンクリートの壁の上に右岸側からジグザグに登り返してゴール!
登り返して
ゴール!!
トンネルに入ると、電気バスの駅に直接出ました~。
長い道のりおつかれさまでした!天気に恵まれ紅葉のベストシーズンにはまり素晴らしい山行となりました。改めて一緒に歩けたメンバーに感謝です。どうもありがとうございました!
コメント