日本全国の秘湯の中で最も秘境になる高天ヶ原温泉へ5泊6日で行って来ました。高天ヶ原温泉は北アルプスの薬師岳、黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳に囲まれた雲ノ平から一歩足を伸ばしたところに湧き出ている温泉で秘境感半端ないですww
今回のルートは、富山をベースに折立から入山して、太郎平から薬師沢を経由して雲ノ平から高天ヶ原へ。帰路は三ツ俣蓮華に登り返して、新穂高へ下山しました。
折立登山口
1日目は、折立から太郎平小屋まで。この時期富山駅から折立のバスは金~日しか運行していなくしかも予約していなかった為乗れず。。ふと辺りを見回したら同じ状況の人がすぐに結束してタクシーをチャーターして1時間ほどで折立に到着しました。
太郎平へ。
折立から樹林帯の急な坂道を登ります。樹林帯を抜けると、急登は少しマシになり景色を見ながら緩やかに登って行きます。
道はしっかり整備されてます。
夕食@太郎平
Day2
2日目は薬師沢を経由して雲ノ平山荘まで。朝起きると、まっ青な青空に背中を押されて出発!めちゃ気持ちよい!
薬師沢小屋
薬師沢小屋へ下り、雲の平へまた登り返し。ココでしっかり栄養補給をしました。笑
薬師沢にかかる橋を渡って川沿いに少し下ると、高天ヶ原との分岐。直接高天ヶ原に行くにはまっすぐ川を行った方が早いですが、今回は登り返して先ず高天ヶ原へ。
やっとこさ登り返すと、平原状の台地の上に着くとドーンと360度の大展望が広がります。
平らな木道は極上のパラダイス☆景色を見ながらゆっくり昼寝をしたくなってしまいます。のんびり歩くと、雲ノ平山荘に到着です。
夕食@雲ノ平山荘
Day3
早朝から晴天に恵まれ、素晴らしい青空!本日はついに高天ヶ原山荘へ。
雲ノ平から台地を一気に下ります。雲の平のキャンプ場に2泊して、高天ヶ原温泉へピストンするトレッカーに意外とたくさんすれ違いましたが、帰路の登り返しを思うと汗ダクになりそう笑
高天ヶ原峠から更に下ると、静かな平原に降り立ちます。外界からは完全に切り離された世界に安らぎと、簡単には帰れないと思うと恐怖すら感じる秘境に来た感じがします。
高天ヶ原山荘
山荘から20分ほど、登山道を下った温泉沢に高天ヶ原温泉はあります。近くに来ると如何にも温泉!!と言った匂いです。温泉は3箇所あり、左岸側に混浴の露天、右岸側に男湯と女湯がベニヤ板で囲まれておりますが空はオープンで気持ちよっそうです。
高天ヶ原温泉
先ずは手前の露天から!小屋の冷えたビールを保冷パックに入れて歩荷してきました。至福の一杯❤️
高天ヶ原山荘は小さな小屋ですが、食事は充実していてとても美味しかったです。
夕食@高天ヶ原山荘
Day4
さて、いよいよ秘境・高天ヶ原から新穂高へ向って下山2泊3日です。先ずは三ツ俣蓮華小屋を目指します。
↓前方を見上げれば、昨日泊まった雲ノ平の台地が遥か上に見えます。笑 しかし、岩苔乗越への登山道は急登はないので登りやすいです。
ワリモ岳から雲ノ平へ下った岩苔乗越は鷲羽岳の麓で鷲羽岳を巻く様に三ツ俣蓮華小屋を目指します。
岩苔乗越
石のゴロゴロした沢沿いを下って行くと、黒部川源流点の標識があります。
黒部川源流点
夕食@三ツ俣蓮華
Day5
下山2日目は三ツ俣蓮華岳の山頂を踏んで、鏡平小屋へ。予報は悪かったですが、青空!!
三ツ俣蓮華小屋
今回唯一の山頂!山頂に着くとガスが晴れて360度の大展望!
三ツ俣蓮華岳へ
三ツ俣蓮華岳山頂
双六小屋
夕食@鏡平小屋
Day6
下山3日目。鏡平から一気に新穂高へ。
鏡池
わさび平小屋
長い長い山行でしたが、秘境感たっぷりの雲の平と高天ヶ原温泉を満喫することが出来ました。ココは天候に恵まれないと中々来る事すら難しいルートですが、今回はメンバーと天候に恵まれ最高の山旅となりました。どうもありがとうございました!!
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