友人のお誘いで南アルプスの鋸岳へ行ってきました。
「戸台川からは角兵衛沢へ。後ろは甲斐駒ケ岳」
前日には、東京で大雪があり、普段は雪のない駐車場にもたっぷり雪がありました。今回は駐車場で仮眠と鋸岳の岩小屋でビバークして鋸岳縦走へ男子三名で挑みます。
朝9:00に出発して岩小屋を目指します。鋸岳の登山口の角兵衛沢には、しっかり案内板もありました。
樹林帯の中をラッセルして登ります。時折、「ピッー」と甲高い鹿の鳴き声が気持ちを引き締めます。
「樹林帯を抜けたあたりのラッセル」
今回のホテルは「岩小屋」。地図を見ると、岩小屋と書いてありますが、小屋なんてどこを探してもありません(笑)ただの大きな垂直に切り立った被り気味の岩があってその下にテント三張り程度のスペースがあるのみです。今回は、テントではなく軽量化のためにツェルトにしました。しかし、これが間違でした。テントと比べると相当寒かったです。
「ツェルト泊。ストックをポールの代わりにしました。」
実は、ツェルトで泊まるのは初めてで、ワクワクしましたがやはりテントが良かったです。寝袋もモンベルの#3の適温が0度の対応可能温度が-10度のモノを使用しました。が、これが間違のもと。寒さのあまり全く眠ることができませんでした。翌朝ツェルトから起き上がってのを見て友人は死んだかと思ったそうです。でも、確認前にまずご飯を食べたそうです(笑)
早速出発!岩小屋で出ると激しく急な岩礫帯。
「後ろを振り返るときれいな景色に背中を押される。」
岩小屋からコルまで3時間。稜線からは胸までのラッセルの急な上り。雪庇に注意しながら慎重に登ると、
山頂の看板が!前方には北岳、間ノ岳、農鳥岳など南アルプスの山々に中央アルプス、八ヶ岳などの大展望!
「記念撮影」
下山は、お尻でシュシュルーっと一気に滑ってしまいました。いや~楽しい!
登山口の角兵衛沢まで山頂から2時間半ほど。あっと言う間にですね。
「甲斐駒をバックに帰路」
久々の大雪のラッセルと初のビバーク体験に大満足でした。また、行きたいです(笑)
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