残雪の庚申山


銀山平ゲート

皇海山の前衛にあたる庚申山に登りに行って来た。今はそれほど登られている山ではないが江戸時代中期、庚申講の山として講中登山が盛んに行われていた大人気の山だ。

ゲート6:00-一の鳥居6:45-庚申山荘8:20-山頂11:20-庚申山荘13:00-一の鳥居14:00-ゲート15:00


土砂崩れ

銀山平のゲートから一の鳥居まで4kmほど林道が整備されており快適に歩くことができるのだが、坑夫滝を過ぎたあたりに大きな土砂崩れがあった。後でかじか荘の方に聞いた話だがコウシンソウの咲く時期には片付けられるのではないかとの話。


天狗の投石

林道を進んで行くと山側から石ころがたくさんゴロゴロした所に出る。昔の人はこれを天狗の仕業に見立てたのだろう。


庚申七滝

一の鳥居の100mほど先にある滝。夏はとっても気持ち良さそうだが今は寒い。笑


一の鳥居

ここからいよいよ登山道がスタートする。いや〜、長かった。笑

百丁目

登山道には道標が一丁100mごとに置かれており、盤裂神社を起点として猿田彦神社まで百四十丁の道のりがあるそうだ。


庚申講の修行場

昔の庚申山に登頂することより、お山巡りが目的の一つのようだ。


庚申山荘

とてもりっぱな二階建ての山荘で登山シーズンの週末には管理人がいるようだ。


猿田彦大神

山荘に入ると猿田彦大神が庚申山荘の中に祭られている。毎年5月と10月の第三週末に儀式を執り行うようだ。


2階寝室

基本管理人はいないが布団があり掃除もされておりきれいだ。


自炊場

冬期以外は水も出て、炊事道具も揃っている。


庚申山へ(1.4km)

夏場は庚申山まで一時間の道のりだが、今回は気温も高く雪のコンディションが悪くズボズボハマるので時間がかかりそう。


庚申塚

文字がまだ新しい。


相性の滝

見事な氷瀑。アイスクライミングとしては松木沢が有名だがこちらも見逃せない。


ハシゴ

徐々に登りは厳しくなり、ハシゴが出てくる。すぐ目の前にハシゴがあっても、ズボズボ雪に胸ぐらいまで埋まりなかなか辿り着けないしハシゴの上部から雪面の上に出るのも一苦労〜。


一の門

この一の門を潜り別世界へ。


腐った雪に悪戦苦闘

雪が無ければ、コースタイムより時間がかかることはまずないがすでにコースタイムを大幅にオーバー。明らかな体力不足と雪の処理技術不足他ならない。反省、、完全に舐めてかかっていた。少なくともワカンを持って来ていればかなり楽だったに違いない。


庚申山頂!

後半からピンクのテープを見失ったが適当な尾根を伝って稜線を目指して山頂へ無事到着。コースタイムの三倍の時間かかってしまった。とりあえず、お湯を沸かしドリップコーヒーでランチタイム。


皇海山の展望


日光白根山のパノラマ

真っ白な日光白根山が見える。時間が取れれば男体山から皇海山まで縦走してみたい。今回は少し暖かく雪がズボズボで大変だったがまたリベンジしてみたい。



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