ユーコン川カヌー下り320km / Yukon River Trip 8days.

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canoe trip

北米最高峰アラスカ・デナリ山を登頂後は、ユーコン川をカヌーで下りたいと思いジョンソンクロッシングからカーマックスまでの320kmをカナディアンカヌーで8日間かけて下る計画を立てました。

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MAP

ユーコン川は、アラスカ・ユーコン州で一番長くAtlin lakeの氷河からベーリング海まで3190kmを流れ、現地の言葉で”偉大な川”という意味だそうです。ユーコン川を一躍有名にしたのは、1900年前後のklondikeのゴールドラッシュで一攫千金を狙った人達がskgwayからchilkoot trailを越えホワイトホースへ入り、そこから筏を組んでDawsonへ川を下ったそうです。

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layer groove

デナリ山下山後アンカレッジからホワイトホースへ向うため、一度アラスカの州都ジュノーへフライトしました。ジュノーはシアトルからの豪華客船で賑わっており、ホエールウオッチングが有名な観光地でもあります。しかし、すっごくホエールウオッチングに行きたい気持ちを抑え真面目に州立博物館へお勉強しに行きました。笑 
ネイティブの服装や道具が展示してあり非常に興味深いです、中でも写真のレイヤーグローブ!湿気を外に逃がして濡れによる冷え対策がされています!

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Juneau to Skagway by ferry

ホエールウオッチングは諦めたのは、フェリーからでもクジラは充分見れると聞いたから。どこにいるんだーーー!!!

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Yukon white pass railroad

フェリーでJuneauからskagwayに入り、そこからユーコン鉃道ホワイトパスにてホワイトホースへ向います。ハイライトはホワイトパス越え!絶景の景色の中をゴロゴロとのんびり走る列車の旅は”車窓の旅”そのもの。贅沢な時間に瞼もゆるみます。笑

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Klondike canoe

ユーコンの急流の様子が”白馬のたてがみ”のようだということからホワイトホースと呼ばれるユーコンの街に到着。アラスカ・フェアバンクスからクルマでカナダを南下してくるとここまで街らしい町はここまでないらしいです。日本人が経営する唯一のカヌーショップ・クロンダイクカヌーにてカヌーをレンタルさせて頂きました。

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Lecture of how to control canoe

カナディアンカヌーは初めてだったので、本番前に近場の湖にて練習しました。オーナーが丁寧にアドバイスをしてくれるので、初めてカナディアンカヌーに乗る場合には受けると良いと思います。特に二人で漕ぐ場合はこのレクチャーを受けるか受けないかによってその後の運命に直結することもあるそうです。笑

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Let us go!!

練習の翌日は食糧などを調達!登山と違いカヌーに載せるだけなので気がつけばたくさんの荷物になってしまいましたがまだまだ乗るそうです。オーナーによれば約400kgは大丈夫とのことです。

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Beaver

ビーバーには良く会いました。キャンプ地のすぐ側にも巣を作っているビーバーがおり一生懸命泳いでいる姿が愛らしいです。潜る時はバタフライ足でバシッとやって潜って行きます。

tent
campsite

初日は40km下りました。丁寧な川地図がカヌーショップで販売されており、キャンプ地や川の危険箇所など詳細が事細かに記載されているのですごく頼りになりました。他は一日60kmを目標として下りましたが、風や流れによって距離を稼げる日とそうでない日があるので動けるときに頑張って動いたほうが良さそうです。

steak!
Steak!!

川旅で一番楽しみにしていたのはBBQ!! 薪がたくさんあって、火はあっという間に燃え広がり、心と身体を解してくれます。登山中は寒い中もガスの残量を気にしながらケチケチ使っていたので開放感が溜まりません!笑 なにを焼いてもうまい!!

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nasigoreng

〆は登山の残りのアルファ米で作ったナシゴレン。目玉焼きを乗っけてほぐしてガッツキました。

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Morning cafe!!

今回のニューアイテムはMSRのリアクター。沸騰がJetboilよりも早くコーヒーフィルターも使いやすくお気に入り必須アイテムになりそうです。

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Pancake!!

焚き火で作るホットケーキがまたうまい!!これにメープルシロップをたっぷりかけて贅沢三昧を堪能です。

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wonderful time

カヌーは朝一が一番気持ちいい~!!ベストは朝もやの中を突っ切りながらのカヤック!大体平均時速10km/hのペースで進めました。午後になると風が出て来たり、夕立が出て来たりするので山と同じで早めに出るにこしたことはありません。

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Moose

野生動物との出会いもカヌーならでは。ムースの親子に出会いました。へんてこな馬みたくてカワイイ!!

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Bald eagle

時には鋭い視線が突き刺さります。僕らを狙っているわけではないですよね!?

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drying for tent

13時~14時頃にはキャンプ地に着く様に行動。前半2-3日は雨に当たったため、全ての身の回りのものがビショビショ。テントも宙に浮いて気持ち良さそう~。

fish
Fishing

早めに着いたので、釣り開始!!朝晩より日中の熱い時間帯の方が虫が多く魚が跳ねているイメージでした。釣りもカヌーも、超ド素人ですがスレていないからか速攻大物ゲットです♡

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BBQ

パンケーキの粉を利用して、塩&胡椒で味付けしてフライ焼き!!美味くないわけがない!!

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Sweet!!

食後のデザートの定番といえば、マショマロ!チョコにクッキーでサンドしてがぶりがぶり、至福の時間はあっという間。

sunset
sunset

ここの緯度が高いので夜中でも暗くなることもなくヘッドランプも一度も使用しませんでした。白夜なので24時間漕ぎまくれます!!笑

goal zero
solar charge with Goal zero.

僻地の旅の友はコイツ!どこでも電源を確保してくれるので、山だけではなく川旅でも大活躍してくれました。

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he share a traout with US!!

予定より一日早くゴール地点のカーマックスに到着!残念ながら、ユーコン川にはまだサーモンは上がってきていなく食べることは出来ませんでしたが、焚き火をしていたらヒッチーハイカーの彼が魚を担いでいきなり登場!!焚き火を貸したお礼にたらふくトラウトを頂きました!!

music
play music with washing board

食後は、洗濯板がまさかの楽器に変身して演奏会!!最後のフィナーレにふさわしいプレゼントを頂きました。

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party with local guys

8日目の最終日は、カーマックスのキャンプ場にて洗濯をすませピックアップを待ちました。ホワイトホースに戻ると現地に住む日本人の方に出会いシェアハウスに招いて頂きました。ツーリスト同士にはない生の現地情報をたくさん教えてもらいました。

出発前は長いと思った川旅ですが、まだまだ足りない!!次またリベンジ出来る機会があるとすれば次回はドーソンまで下ってみたいです。

いよいよ、帰国日が近づいて参りました。



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