スイスの~んびりハイキング21日間の旅(サンモリッツ編)


オキナグサ/Pulsatilla apiifolia

スイスのの〜んびりハイキング21日間の旅、ライン川の滝からハイジの村・マイエンフェルドを経てサンモリッツへ。スイスの列車の旅は時刻表通りに運行され、SBBのサイトで乗換検索をするとプラットフォームの番号まで表示されているので初心者でもハードルが低く安心して乗ることができます。ただ、一部山間部を走る列車は注意が必要です。今回は一部区間が通行できなくバスにて振替輸送がされておりました。予定よりも時間がかかりましたが明るいうちに到着。。←日が長いのですがww


Segantini hutte/セガンティーニ小屋

初日はサンモリッツに来たら一番オススメしたいハイキングコース「ムオタスムライユ〜アルプラングアルト6.5km/3H」を歩きました。エンディガンの風景を描き続けた画家セガンティーニが死の直前まで絵を描いていたという山小屋を訪ねるコースです。


Muottas Muragl/ムオタス・ムライユのケーブルカー

クラシックな赤色が格好良いケーブルカーで一気に2454mへ。スイスのハイキングの醍醐味が辛い思いをしなくても高山植物の咲き乱れる雲上の世界へ気軽に来れること。ハードルがひとつ下がります。


Map

駅には大体MAPがあって各ハイキングコースのルートなどの詳細が書いてあります。駅でも地図もらえますが、写メして持ち歩いておくと良いですよ。


案内板

スイスでは黄色がハイキングの看板。赤色はスキーの案内板。間違って赤色の看板を辿って行くと大変なことになります。汗 また、コースタイムですが日本人は多めに見積もった方が良さそうです。ヨーロピアンは歩きが主体ですが日本人はお花の写真撮ったりするので意外と時間かかったりします。


Viola calcarata/ スミレ

今回はトラバースするようにアルプ・ラングアルトへほぼ同じ標高を保ちながら展望を楽しみつつ横移動〜。早速、ハイキング道脇にはたくさんのお花が!!日本でもよく見かけるスミレですがこっちのは結構大きいです。



Ranunculus glacialis/ キンポウゲ

雪融け後から早速出て来たようです。ちょうど良いシーズンに当たったかも!?


Lunch time @segantini hutte

ランチタイムはセガンティーニ小屋で取りました。小ぢんまりとしたアットホームな小屋で手作りのケーキがありました。谷の対岸のベルリナ山群の展望が抜群で景色を見ているだけで時間の感覚が飛んでしまいそうです。


Gentiana acaulis/ チャボリンドウ

スイス三大名花のひとつのリンドウ、日本のとは比べ物にならない程ゴージャス!地面の近くからトランペット形の大きな花を咲かせています。


Linaria alpina/ アルピナ・ウンラン


Primula,,/サクラソウの仲間


Ajuga Pyramidalis/ キランソウ


Alp Languardのリフト

3時間コースのところを約5時間かけてのんびり散策しながら歩きました。膝に負担が心配な下りはリフトでシャーッと滑るように下ってしまいます♬


ラクレット!!

スイスと言えば、チーズ料理。昔スイスの山岳地帯の人は食糧の取れない冬をチーズを溶かしてパンにかけたりして食べていたそうです。チーズが暑くてトロけている食べないといけないのでおしゃべりしている暇はありません。笑


Map @Diavolezza

サンモリッツ2日目はディアボレッツァ展望台へ。元々はムルテル〜スールレイ峠〜ポントレジーナ間をハイキングの予定でしたが雲行きが怪しかったのでディアボレッツァへ急遽予定変更。現在ではWebcameraも各展望台に設置されているので、上に上がってからガッカリにならないように事前にチュック出来るのだ。その日の行き先を決めるのに非常に役立った。


ゴンドラ

100年以上の歴史を誇る伝統の路線で一瞬でアルプスの世界へタイムトリップ。山頂は万年雪をかぶったピッ
ツ・ベルニナやピッツ・パリュなど4000m級の名峰と氷河が広がる白銀の世界に期待!!


展望台!!

展望台駅から薄い酸素の中ビューポイントへ向うと「わあああ」としか声が出ない。誰が見ても圧巻するゴージャスな山岳展望。本来ならアイゼンにピッケルなどしっかりとした装備がなければ来れない世界に何の汗もかかずに来れてしまうが何か緊張感が漂い美しい景色を尚更引き立てる。


ベルリナ山群

左にPix palu3900m、右に主峰Piz Bernina4049m。


テラスでのんびり~

ツアーの団体客はこの素晴らしい景色をシャッター押して、お土産屋を見て、気がつけば一瞬で去ってしまう。ぼんやり眺めているとクライマーが遠くから下りて来るのが見えたり、次々に変化する雲の流れが下界とは違い緊張感に満ちていて自然を大きさを感じてしまう。


スイーツ店を散策中~

ランチ後は下界へ下りてサンモリッツの街を散策。ブランド店や美味しそうなチョコレートのお店の前で自然と足が止まる。笑


日本食で休憩~

到着してから目新しいものばかりでハイペースで動いて来たので少し胃腸を休憩させたいということで日本食レストランへ。気がつけばたくさんの食事がテーブルの上に溢れました。笑


Piz nair展望台のシュタインボック

サンモリッツ4日目。天気予報があまり良くなかったが晴れメンバーばかりなので今日も元気にハイキングへ出発!晴れパワーで雨雲を飛ばすことができるか!?まずはシュタインボックがいるPiz nail3057mの展望台へ登りました。ガスが立ちこめていましたが雲の合間からベルリナ山群が見え隠れしていました。


Corvigliaからハイキング

一駅下りてCorvigilia2486mからChantarella2005mまでハイキング。ChantarellaからSt.moritzの街まで歩いて降りることも出来ますが樹林帯の中の急な登山道でお花も少ないので天気の様子を見つつ歩くかどうか決めることに。不思議なことにCorvigiliaに着くと今までガスのため見えてなかったハイキング道が晴れ渡ってきました!!


白いスミレ

白に紫のラインが入った美しいスミレ。カメラ小僧のように地面に這いつくばってシャッターを切りました。


リンドウ

この大きなトランペット型もリンドウにはチャボリンドウ、クルシイリンドウ、アルピナリンドウ三種類あるそうですがどれも似ていて非常に見分けが難しいです。でも一度見たら忘れられない程美しいシルエットにニンマリです。


Crocus albiflorus/ クロッカス

6月末になると通常は見られることはないですが雪融けが遅かったせいかまだ見ることが出来ました。


ポレンタ&ソーセージ

ランチはハイキング道の途中にあるレストランSalastrainsにて。トウモロコシの粉から作られたポレンタに腸詰めソーセージや郷土料理のロシティなどを注文。ついついビールが進んでしまいますww


のーんびり❤️

道中、サンモリッツ湖を見下ろしながらお花畑を歩くこのコースは本当に展望が素晴らしいです。


Phyteuma orbiculare/ タマシャジン

ランチ後はハイジの花道を回ってケーブルカー駅へ。


Rhinanthus alectorolophus/ オクエゾガラガラ

ひよこみたいでカワイイ〜


ハイジの花道

最後は雨が降りそうだったので駆け足でハイジの花道をラストスパート。ここは人工的に整備されているので様々な種類の花を一度に見ることができます。時間がない場合はケーブルカーで一駅登りここだけ歩くものありかも!?

サンモリッツ滞在時の天気予報は毎日雨でしたが、晴れメンバーのお陰で雨に遭うことなくエンジョイすることができました。感謝!!やっぱり日頃の行いなんでしょうか。サンモリッツと一言に行っても色々なエリアがあり天気も変わって来るのでWeb Cameraやリアルタイムな予報を細かくチェックするともっと楽しめるかもしれません。

明日からは旅の目玉でもある「氷河特急」に乗車してマッターホルンの麓の街・ツェルマットへ移動。出来立てホヤホヤのヘルンリ小屋など滞在含めて一週間の予定です。次は”スイスの~んびりハイキング21日間の旅(ツェルマット編)”をよろしくお願いします。

ありがとうございます!!!



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