巡礼道「カミーノ・デ・サンティアゴ」を歩いてきました!!(前編)の続編です。
5日目。
この日は、パラス・デ・レイからリバディソダバイジョ(ラスト39km)まで26km。今回のコースの中では、4日目と5日目が一番ハードです。
そして、今日のコースはアップダウンが多い!
気合を入れて出発すると、街の中で朝市を発見!!
思わず、寄り道してしまいました。
触ると、お豆腐みたいみ柔らかいチーズがテーブルの上にたくさん並んでます。
「いくら?」
「5ユーロ!」
わあ、これで5ユーロ!?というくらいの大きさ。これを早々ザックに入れていくことを考えると大変そうなので渋っているとおじさんが試食させてくれました。
「おお!とてもおいしい!!」
早速、お買い上げしてしまいました。そして、ザックは1kgほど重くなってしまいました><。
「パラスデレイの街の朝市」
11月のスペインは日の出が遅いです。日の出時刻がだいたい8時半くらい。9時くらいを過ぎてやっと日が差し込んできます。日が出ると一気に暖かくなり快調!!
「ばんざーい!」
サンチャゴの道は、とても牧歌的でいけどもいけども、牧場風景が続いてます。
たまに、牛さん達の大移動に出合い足止めされることもしばしば。。
「牧場」
今日のランチはメリデ。巡礼路を歩いていると、他の巡礼者がメリデを通ったら、タコを食べろ食べろとみんなすすめてくれます。そして、何回も歩いている巡礼者は、どこのお店がおいしいかとか論議してます。
我々も、もちろんこの街で一番の評判のタコのお店へ。
「タコ料理」
「おいしい~」
このタコは、とても柔らかくタコに絡めているソースもまたおいしいです。
タコのゆで方を聞くと、ニコっと、お湯と塩だけだよ!って言ってましたが、なんか秘策があるに違いないというのが我々の話し合いの結果になりました。
「タコ」
巡礼路では、世界各国からたくさんの人が歩きにきております。
「あなたは、なぜ、サンチャゴの道を歩きにきましたか?」
と聞くと様々な答えが帰ってきます。
・キリスト教への信仰心
・亡くなった親のために歩いてます
・罪を償うため
・特に、キリスト教ではないが歩いてみたかった
・この道を歩いて人生を考え治したい
などなど話せば話すほど深い話に、、
地元のスペイン人もたくさん歩いてます。
週末にハイキング感覚で歩いている人も。中には何回も歩いていて、今回はオランダのアムステルダムから歩いているとか、フランスのピレネー山を越えて歩いてきているとか。。
巡礼の道は、だいたい一日に20km~30km歩き、泊まれる街も絞られてくるので、毎日他の巡礼者と顔を合わせているうちに、だんだん親しくなってきます。
初日は「こんにちはー」とかだけでしたが、次第に仲良くなり、今日はどこへ泊まるとか、どこのレストランがおいしいから行こう!とかなってとても楽しい!
「とてもインターナショナルな巡礼路」
6日目。
リバディソダバイジョでは、川沿いののどかな村に泊まりました。
この日は、韓国人のグループと一緒になりました。
グループというかみんな一人一人で来ていたが仲良くなってみんなで歩いているようです。
今回、日本人には一度も会いませんでしたが、韓国人の若者がたくさん歩いているようで少しビックリ。
彼らは半数以上の人が日本語堪能でまたまたビックリ!!
「今日も元気に行きましょう」
今日はペドロウソ(ラスト18km)まで20kmほど。
残りがすくなってくると、うれしいような寂しくなるような感じ。
今日の収穫!!
「大きなキノコ」
今日は日曜日だったので地元の人が気軽な感じでハイキングを楽しんでいました。
ペドロウソまであともう少し!
歩き始めて4日目で少し疲れてきましたが気合は充分です!!
「エイエイオー!!」
7日目。
巡礼道ラスト!!今日はみんな気合が入って朝6時半に宿を出て、すぐ側のカフェでコーヒーとパンで朝食を食べて、7時過ぎには出発。街を出ると、森の中の気持ちよさそうな道を歩くはずでしたが、真っ暗!!
気合入りすぎて早く出すぎて、真っ暗。8時過ぎにならないと明るくなりません。
肝試しのようにヘッドランプをつけて暗い道を歩きます。
明るいと、巡礼路は矢印がたくさんありとても分かりやすくなっているので、まず、迷うことはありませんが真っ暗だと、その矢印も分からない。
「怖いよ~」
なんて、いいながら歩きました(笑)
巡礼路には、500mおきにモホンがおいてありますが、モホンがあるのは、12.5kmまで。
今までの道中、距離がだんだんカウントダウンされていくのでモホンにはとても励まされていました。
ただの石に数字が刻まれているだけですが、なんとなく寂しくなります。
ってことで、最後に記念撮影!
「最後のモホン12.5km」
サンチャゴの空港を回りこむように歩くと、だんだん大きな街に近づいてきた感じがあります。
喜びの丘というところへ来ると、ゴールのサンチャゴ・コンポステーラが見えます。
「喜びの丘」
実際に、サンチャゴ・コンポステーラが見えるところは、モニュメントから奥に見える丘。そこに、ヤコブさんの像がサンチャゴ・コンポステーラを指さしています。
「サンチャゴ・コンポウステーラが見えるところ」
最後は、市内を30分ほど歩きます。と、疲れているはずなのに気持ちが高ぶって歩くペースが上がります(笑)
「あと、もうちょっと!」
「エイエイオー!!」
なんて、言いながら一歩一歩しっかり歩きます。街の中に入ると矢印を見落としやすいので慎重に行きます。
「わあ!見えた!!」
「おめでとうございます!!」
とても気持ちの良い達成感&充実感!!多くの人が歩き続けるワケがわかるような気がします。
「サンチャゴ・コンポステーラ到着!」
聖堂の中へ入り、ヤコブさんにご挨拶をさせて頂き、ここまで無事みんなで歩き通せた感謝をしました。
みなさん、おもいおもい自分の中の時間を過ごしました。
この日の夜は、豪華にお祝いしよう!ということで、スペインといえば、パエリア!
パエリア料理を歴史のある建物で無事到着できたお祝いをしました。
パエリア一皿頼むと、、
「おお!デカイ!」
我々日本人には一皿で、2~3人前くらいありそうです。
イカスミパエリアと海鮮パエリアを堪能しました。
夜のサンチャゴ・コンポステーラも美しい!
「サンチャゴ・コンポステーラ」
8日目。
朝はのんびり朝食を食べて、9時頃から観光に出かけました。
スペインは焦って動きすぎると、何も店がやっていないので要注意です。
まずは、市場へ。美味しそうなハムやチーズ、野菜、魚が並んでます。
「市場」
市場の後は、お土産屋を回ってワインを買ったり、サンチャゴ名物「タルタ・デ・サンティアゴ」を買ったり、ショッピング!
そして、12:00から行われるミサに出席しました。
「ミサ」
巡礼の道「カミーノ・デ・サンチャゴ」は、とても良いコースでした。
次回は、フランスからピレネー山脈を越えて、800kmを歩き、サンチャゴ・コンポステーラへ歩いてみたくなりました。
素晴らしい出会いに感謝・感謝・感謝です。
どうもありがとうございました。
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