2009.12.26の八ヶ岳へ行った際の記録です。
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あこがれの冬の八ヶ岳へついに行ってきました。
金曜日の夜、八ヶ岳の麓の駅茅野駅で寝て、翌朝始発バスで八ヶ岳へ。
「美濃戸口より出発」
天気は雪。。この日は、八ヶ岳のベースキャンプ、行者小屋にテントを張り、阿弥陀北稜から山頂の予定。心配。。
もくもくと歩いているとなんかおかしい。
お酒の匂いがどこからともなくしてくる。
あとで気がつきましたが、缶ビール二本がザックの中で破裂
どうりで、ザックを置くたびに雪がおしっこの色(笑)みたいだったのね。
なにあれ行者小屋に着くと、空はみるみる青空に
「八ヶ岳最高峰・赤岳」
早速、ハーネス(クライミング用安全ベルト)を付け、ロープや道具を用意してチャレンジ!!
「阿弥陀岳。北凌は写真中心の稜線をほぼ直線に登る」
朝に雪が降ったようでトレースがないのでラッセルとなる。
氷着いた岩場を登るのは見た目以上に怖い
もし、足を滑らせて落ちたらと思うと尚怖い。。
アイゼン(金属の爪)を付けて岩稜を登るのは実は今回が初めて。アイゼンをつけて岩場を登るのは思った以上に難しい。
足がブルブルなりました。はははっ
「核心部の岩場」
2ピッチほどでなんとか山頂へ無事に抜けることができました。
景色はパーフェクト!!
夕日に染まった雪の岩稜を見ていると涙が出ました。なぜ?
「夕日に染まる横岳の大同心&小同心」
翌日は八ヶ岳最高峰赤岳を登りました。
「赤岳(2899m)」
雪山の登竜門として赤岳は多くの雪山を愛する人に登られているためトレースもしっかりついていました。
ここから先が本番!赤岳から権現岳~編傘岳~小渕沢を目指して出発です。
しかし、判断に迷いました。
というのも、ここ数日八ヶ岳はたくさん雪が降り例年より多い状態。小屋の人に話を聞いても権現岳に入っている人の情報は聞いていない。ということはラッセル間違いなし。暗くなる前に下山できるか読めないのが非常に不安。
が、考えても時間の無駄なので行くことにしました(笑)
「朝日に染まる権現岳」
しかし、雪が多く思った以上に多く、キレット小屋までアップダウンの続くラッセルに時間がかかりました。
最悪の状況に、、本日中に下山できるか否か、、
「おっ♪誰か向こうから歩いてくる。」
「救世主」
とテンション下がっていたところに反対側の稜線から友人が現れました。
なんと偶然!?彼らは車で来ているので最短ルートで出会い小屋へ下山するとのことなので、われわれも同行させてもらうことにしました。
おかげさまで助かりました。
ありがとうございます。
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