厳冬期の赤岳主陵とガイドトレーニング


気合じゅーぶん!!

今回は、スイスのガイド仲間の雪山トレーニングで八ヶ岳の赤岳主稜を登りました。お客様をガイドしていることを想定してのガイディングや安全確保技術、読図ナビゲーション、ロープワークなどを実践形式で行いました。


行者小屋のテント村

初日は、美濃戸から行者小屋へ。途中、トレーニングを行いながら歩いたため着いた頃にはテント場は大混雑!
僅かなスペースを見つけて、竪穴式住居みたいな穴をほる。


キムチ鍋スペシャル☆

この日は寒気が一番入って来たので寒い夜だった。テント内の水のボトルもみるみる凍っていく。身体を芯から暖めるには鍋しかない!野菜もたっぷり持ってきたのでだし汁が出て旨い!


極寒のテントのお供、焼酎お湯割り????

まずは乾杯はビール!と行きたかったが今回は一人でテント、食料&酒、ロープ、ギアなど全ての共同装備歩荷担当だったのでザックに余裕なし。。ごめんなさい、相方にはビールを諦めてもらいました。


主陵取付きへ。

*行者小屋5:50==取付7:15==赤岳山頂9:50==行者小屋11:10/12:00==美濃戸15:10

四時半起床。昨晩の旨い汁でラーメンを作り、コーヒーで気合い入れて出発。行者小屋付近は風に全く当らなかったので、風はないかと思ったら樹林帯を抜けると西風に当る。取り付きはちょーど50mロープが目一杯出るくらいトラバースしたチムニーの下。視界がなく、見つけるのに少々手間取った。


1P目。

当日、全パーティがほぼ同じタイミングで取り付きに集合。さっさと登らないと後ろがつっかえるのでじっくり堪能しながら登る暇もないし、ギャラリー多いのでテンション上がる。しかし、写真など撮っていると怒られそうなのですぐに登攀開始。


中間部のリッジ~(*^^*)

1P目以降は、後続もいなくなりのんびりクライミング堪能〜。とは行かなかった。とにかく、西風が強く寒い。ビレー中は全ての感覚がなくなりそうだ。


赤岳山頂!!

後半、上部の岩場の支点が昨晩から降る雪のおかげで見つからずかなりの時間かかってしまいビレイヤーに迷惑をかけた。登っている方は良いが極寒の中待っている方は堪らないだろう。ともかく、無事登頂!悪天候にも関わらず一緒に文句も言わずに登ってくれたパートナーに感謝だ。


懐かしのテント村へ

下りはなんと楽なことか。少し降りてくると風も当たらなくなり不思議な感じがする。


乾杯!!

無事登頂をお祝いして乾杯。ゆっくりランチタイム&テント撤収〜。


懸垂下降。

時間に余裕があったので、下りながらロープワークの練習をしたり、カラビナだけで懸垂下降したり、実践形式で練習。公園などでやるよりも臨場感があり、練習になる。


読図ナビゲーション

歩きながら、地図とコンパスで読図をしながら下山。地形図には表現されない地形など確認したり、実際の登山道を地図上の登山道のズレなどを気にしながら歩くとGPSなどなくてもよくわかる。地図が読めるようになってくると眺めるのがドンドン楽しくなってきますね!

さて、次はどこの山へ行こうかしら。



   



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