早月尾根から剣岳登頂とCフェースから八ツ峰縦走



台風10号のご機嫌を伺いつつ台風一過を狙って剣岳を早月尾根から山頂を狙った。予定では早月小屋に2泊してピストンで山頂アタックの予定であったが思いのほか時間があまりそうだったので初日は早月尾根から山頂経由で剣沢小屋に宿泊して、2日目は八ツ峰のCフェースから八ツ峰を縦走して早月小屋に宿泊。3日目に下山の2泊3日で剣岳を大満喫してきました。


馬場島登山口

スタートは標高762mの馬場島登山口。早朝であったが標高が低く蒸し蒸し既に暑い。。登山口到着後ボチボチ準備しているとあたりはあっという間に明るくなってきました。登山口には大きな石碑に””試練と憧れ”とあった。コレがどういう意味なのか一瞬ではわからずモヤモヤしたままスタートですww


登山道に入る所の石碑の言葉が深い、、。試練と憧れ!

スタート直後から猛烈な急登。コースタイム1時間ほど登ったあたりから振り返ると早月川の河川敷が眼下に広がり着実に登っている事を実感できて頑張れる!


一登りして展望台(1,047m)で休憩。

広い展望台でお水と朝食を頂き再スタート。等間隔に標高を示す道標があり、励みになる。ホントに!謝!


大きな杉の木


定期的に設置してある看板に励まされます

早月小屋にまだついていないのにも関わらず鎖場が登場!え!?ココに難所があるとは聞いてなかったですが、、と思いましたが鎖を積極的に使用することなく通過できました。ホッ♬


小屋手前の簡単な鎖場

小屋に到着してCCレモンを購入してがぶ飲み!なんでこんなに美味しいンでしょうか!?笑 エネルギー補給とトイレを借りてリフレッシュ!初日の予定はココで宿泊の予定でしたが、まだまだ時間早かったので山頂アタックへ。


早月小屋に到着!


先が展望出来ました!

早月尾根の難所の鎖場。別山尾根に比べると鎖の数は全然少なくトラバースがメインなのでカニのタテバイのようなところもなく容易ではありますが、鎖場のトラバースが多いので足を滑らせると滑落って場面がたくさんあるのと圧倒的な標高差の大きさに体力相当奪われることによる疲労でフラツキで滑落なんてことも考えられるので別山尾根より早月尾根の方が簡単だからオススメ!とは言えないです。体力には結構自信あるけど、岩場はあまり得意ではないけど登りたいという人向けでしょうか。


岩場のトラバースを気をつけて

難所を越えて進むと別山尾根と合流の看板が見えてきました。この看板からあと5分で山頂です!


別山尾根と合流


山頂に近づくと晴れてきた!


お得意ポーズでww

剣岳山頂!!台風の名残で山頂には雲がついていたが、ようやく腫れてきたようです。しかも山頂に着くタイミングで腫れてくるなんて嬉し過ぎますね!!前日まで台風で荒れ模様だったためか山頂には人が少なく、たまたま山頂に居合わせた人達とたくさん写真を撮りあったり、コーヒーを入れてのんびりランチタイム。初日に目的を達成で1日余ってしまうので、別山尾根を降りて剣沢小屋に泊まって、八ツ峰から剣岳を登り返すことにしました。


カニのヨコバイの核心部を降りる

室堂を起点に剣岳を登ると別山尾根から山頂を目指すのが一般的ですが、ココには有名な難所”カニのタテバイ”と”カニのヨコバイ”があります。今回は下山のみなので、カニのヨコバイのみですが、↑写真の横に続く鎖に一歩降りるところの足場が見えづらく勇気がいります。


長いハシゴを降りて、、


剣沢小屋から剣岳を眺める

無事に剣沢小屋に降りてきました。温かいシャワーで汗を流して剣岳を眺めながらビールで乾杯は最奥ですな〜。からの小屋の美味しい夕食。もう至福の限りです。


ガッツリスタミナ補充!

2日目。剣沢雪渓を長次郎谷の出合まで下り、長次郎雪渓を5・6のコルまで登り返してCフェースの剣稜会ルートから八ツ峰の尾根に取り付き八ツ峰の尾根を辿ってピークから北方稜線経由で剣岳山頂へ。


月明かりを頼りに剣沢を下りる

ロングルートな為、朝4出発としました。3時半起きでかなり辛かったですが、他の登山者も意外とみんな早起きで剣岳の山頂に向かうヘッドランプの光に勇気つけられました。剣沢雪渓を長次郎谷の出合まで下り、登り返しです。下るのはあっという間ですが、登り返しが辛い。。。


長次郎谷から登り返す


長次郎谷上部

単調な雪渓登りに絶えてひたすら登ると気がつけば正面はまっ青な青空!左に熊の岩とその対岸の八ツ峰に大きな切れ込みが入った5・6のコル。コルの右に顕著なギザギザがA、B、C、Dフェースです。アイゼンを脱いで取り付きへ向かいます。


右のコルからA, B, C, D,フェース


Cフェースから登攀開始!

今回は特にクライミングの準備はしていませんでしたが、30mの補助ロープとハーネスを万が一の為に持って来ていたので役に立ちました。Cフェースは特に難しいところはなく岩質も安定しているのでクライミングに慣れていれば登山靴でも快適に登れます。


振り返れば熊野岩と長次郎谷


最高のクライミング????


Cフェース終了点から剣岳!

あっという間の至福の時間。Cフェースのてっぺんでのんびりランチをして、まだまだ練習中のドローンを飛ばしました。練習中と行っても下界では規制が厳しいため中々飛ばせる場所が少ないので人のいない山となるとこういう場所しかないのが現状。。


八ツ峰の尾根を辿る


八ツ峰を振り返る

終了点から八ツ峰を辿って北方稜線の縦走路に合流。さらに剣岳の山頂を目指します。


最後は北方稜線を歩き


2度目の山頂!

2日連属で剣岳山頂です。残念ながらガスが上がってきてしまいましたが、午前中は大快晴だったので満足✨意外と時間がかかってしまったので早月小屋に泊まって、翌日下山することにしました。


早月小屋の夕食

3日目。朝一で下山。あれほど辛かった登りですが下りはあっという間過ぎてビックリ!馬場島に着くと、たまたま登山口で居合わせたフループにスイカが食べきれないとたくさん頂きました!汗をたくさん流したあとの身体にはスイカの甘みが超絶に美味しかったです。ご馳走様でした!!


スイカ!

余談ですが、八ツ峰のCフェースで景色があまりにも絶景だったのでドローンを飛ばしてみました。ドローン操作はヘタクソですが、景色が綺麗過ぎですよ→
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