超どMな大会-六甲山全山56km縦走トレランに挑戦。


六甲山最高峰931m

新田次郎の小説「孤高の人」で題材となった加藤文太郎が一日で往復したとされている六甲山は、須磨浦公園(神戸市須磨区)から宝塚駅(宝塚市)までの片道約 56 km の東西に長く伸びたコースである。ほぼ海抜0mからスタートし、最高峰の六甲山は1000m近くある。累積標高にして3000mほどになるコースである。

前置き長くなったが、以前からこのコースに興味があったところに友人が誘ってくれた。
六甲山全山縦走のトレラン大会があるという。しかし、六甲山全山を縦走したいだけで一日でやろうとは思ってなかったが、一日で全部歩くことができるのであれば予算も少なくて済むと参加を決意。

今回自分にとっては56kは初のロングレースで一年前に20kのトレランを走ったのが初めてだ。
去年の秋から練習を始めようランとしたら、平地を30分走るだけで膝が痛くていうことを効かなくなる。結局、膝は当日まで回復しなく一度も練習できなかった。。参加しようか迷ったが、発想を転換して、走ったら膝が痛くなるので、走らずに歩きだけで56kを何時間で歩ききれるのか試してみることにした。

しかし、トレラン大会なので基本はラン!走れないなら早歩きしかない。
なんとか陽のあるうちにゴールするためにペースを計算した。
早歩きペースの時速6km/hで歩いたとしても9時間。長い。9時間も歩けるのだろうか。しかも、アップダウンがあるのでなるべく一定に歩き続けなければならない。しかし、現実的に12時間とかはありえないので、今回の目標タイムは一応この9時間以内ということにする。


出発前の宝塚にて

今回は逆コースということで、宝塚に集合。7:30にスタート!!



片道56kの参加者は200名ほど。スタート時だけは混雑したが気になるほどの混雑はなかった。



途中、イノシシがいた!なんか野生っぽくない。。



途中のエイドも充実しており、ビールから日本酒、ワイン、豚汁までおいしくたっぷり頂き心配していたシャリばてなるどころか期待していた体重が全く減りませんでした。



途中、市街地を通過する際に何度か迷う。逆コースだと尚更迷う。初めは気がつかなかったが、真っすぐ走っていて横に案内板が出てきたときは疑ったほうが良い。案内板は須磨から宝塚へ向かう人のためにつけられているからだ。要領をつかむと意外とイケる。が、栂尾山から降りてきたところはどこにも案内板見当たらなく、迷った。初めて行くなら須磨から宝塚ルートがおすすめだ。



東山を登ったところから少し険しい登山道が出てきました。もう、足がバキバキのためブレーキも効かない状態なので集中して乗り切った。

最後は、鉄枴山の急な階段を登って旗振山の急な坂を一気に下る。最後の最後まで足にくるMっけたっぷりのコースだ。



無事、ゴール!!

なんとか56k、走りきることができた。これを往復するなんてあり得ないとおもった。
タイムは8時間20分。トップは4時間代ということを考えると8時間もあれば往復できてしまうタイムだ。
一応、自己目標の9時間以内達成!!ワーイ!!早くビールで疲れた身体をクールダウンさせてあげたい。

ゴールテープがまだ待っていてくれてホントに感動した。もう、テープはないだろうと思いながらも重たい足を引きずって歩いて歩いた。今まで味わったことのない苦痛から解放される達成感はたまらない!

なんだか、すっごくハッピー!!だ。不思議と次のレースのことを考えている。そして、膝をなんとか回復させ走れるようになりたい。

途中で道を教えて頂いた方、応援してくださった方、関係者の方ありがとうございました!!次回は走れるようになってチャレンジします!!


PS:今回、東京から往復夜行バスを使用したが帰路は身体のあまりの痛さに、爆睡どころか寝ることができなかった。翌日は仕事にもならず急遽休みを頂きました。。><. 予算は高くなっても大会後はホテルとったほうが良いということを学びました。笑



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