パタゴニア ウシュアイアからパイネ&ペリトモレノ氷河

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年末年始は南米パタゴニアへ年越しハイキングに行ってきました。先ずは、アメリカ・ダラスからアルゼンチンの首都ブエノスアイレスへ。そこからさらに南米最南端のウシュアイアへフライト。もう何時間乗ったんだか。。

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ウシュアイア

やってきました!!こちらは南半球で夏ですが日本とそれほど変わらぬ気温です。移動疲れもある為初日はスロースタートです。

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ビーグル水道

このビーグル水道は大西洋から大平洋までは約320kmあり、幅はウシュアイアあたりで10kmほどで狭い所は約1kmしかなくこのビーグル水道の真中にチリとアルゼンチンの国境が走っている。甲板に出ると風と水しぶきが強く、見所が近くなって来たら甲板に出て移動は室内で待機した。外で黄昏れているとあっという間に凍えてしまう。最後はしばらく走りペンギンコロニーまで足を伸ばしました。このペンギンコロニーには3種類のペンギンがおり、マゼランペンギン、ゼンツーペンキン、キングペンギンを見ることができました。

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オタリア(アシカ)

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海鵜 “cormoran lile”

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マゼランペンギン


動画:ビーグル水道クルーズ&フエゴ島ウシュアイア

クルーズの後はお腹が減ったので腹ごしらえへ。港向いのレストランで子羊の丸焼きを食べた。
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子羊の丸焼き~

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激ウマ!

午後は世界の最南を走るSL列車に乗った。このSLはフエゴ国立公園の大自然の中を7km走りレトロな列車と車窓の風景を堪能できる。この鉃道、ウシュアイアの監獄の炊事や暖房に使う薪を森から運ぶ為に1910年に敷設されたようだ。
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最南端鉄道の旅

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かわいい~客室

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荒野を走って行きます。

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最南端郵便局

アラスカから何と17848km!! デナリに登りに行った際自転車でウシュアイアを目指すという若者にあったが半端ない距離だ。ホント尊敬してしまう。自分ではやろうと思っても最後まで成し遂げるのは果てしなく厳しい道のりだろう。。
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パンアメリカンハイウェイ終着点!

ウシュアイアを堪能したあとは、いよいよ南米大陸の本土へ。パタゴニアを目指して800kmの大移動〜。チリへ国境を渡り、マゼラン海峡を渡る。
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フエゴ島から南米大陸へ。マゼラン海峡を渡る

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絶滅したミロドン。ミロドンはナマケモノの仲間で体重が1000kgてわ身長は3mあったとされる巨大生物。

翌日も移動日。セラーノ河から水路でパイネ国立公園を目指した。
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パイネ国立公園へ。

プエルトナタレスからクルーズ船に乗り、セラーノ氷河を堪能したあとゾディアックに乗り換え、さらに上流を目指す。
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パイネ大展望

★トーレス・デル・パイネ国立公園:マガジャネス州にある国立公園、スペイン語でトーレスは「塔の群れ」、パイネは先住民テウェルチェ族の言葉で「ペイネ(青)」が転訛したもの。面積は2,272㎢で東京都よりやや大きい自然公園で1959年に国立公園に指定されました。パイネ山群はアンデス山脈に属するが地形や地質は全く異質で、アンデス山脈の大部分は堆積岩から成るのに対し、パイネは約1200年前に出来た花崗岩から成りマグマの熱による変成作用や隆起、氷河による浸食を経て現在の形になった。

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今晩の夕食はサーモン!!

いよいよパイネ国立公園観光スタート!!パタゴニアの核心部だ。しかし、残念な事に朝から雨が降っている。天候が非常に変わりやすく、風の大地と呼ばれる自然環境の厳しいパタゴニアでは当たり前の事で防寒着や雨具はどんなに運が良くても必要最低装備だ。
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午前はグレー氷河クルーズへ。

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安定感のありそうな双胴船

グレー氷河のクルーズ船が氷河の末端に向って進み始めると天気はドンドン回復してくる!わーい!
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グレー氷河

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圧倒される迫力です。

氷河を堪能した後は氷河の氷でピスコサワーが振る舞われた!!
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ピスコサワーで乾杯!

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氷河が青さがハンパない!

今日のランチは久々にポーク!贅沢だがいつも分厚い牛のステーキに少し飽きていたのでちょうど良かった!
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久々のポーク!美味しかったです。

午後はパイネ国立公園のハイキング。先ずはトーレスデルパイネが見える展望台へ。
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トーレスデルパイネ

その後、パイネ大滝からパイネの角までハイキング。
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パイネ大滝

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道中に出くわしたグアナコさん

さすが風の大地!飛ばされそうなくらいに強風が吹き付け、湖から滝みたいな水煙が吹き上がって来る!これぞパタゴニア!?
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パイネハイキング

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パイネの角展望台!

パイネ堪能後は、チリから再びアルゼンチンへ。国境で立ち寄ったお土産屋兼レストランの野菜&鳥の煮込みスープの味が優しくとても美味しかった!
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再びアルゼンチン・カラファテへ

カラファテの目的は、ペリノモレの氷河!!ここの氷河は前進も後退もしていない地球上でも珍しい氷河。雷のような爆音を立てて大崩落する氷河を見るためにたくさんの観光客が訪れているという。
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氷河トレッキングへ

今回はこのペリノモレノ氷河が歩けると聞いたので氷河歩きを体験してみる。氷河はクレバスに落ちる危険性があるため気軽に歩けるところはそうそうないが今回はガイドさんが安全なところを連れて行ってくれるという。
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ペリトモレノ氷河は目の前!

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ガイドさんにアイゼンを付けてもらいます!

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いざスタート!!

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青い!!

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気軽に来ましたが凄いところを歩いてる!?

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陽気だけど超スペシャリストに案内してもらいました!

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最後はスコッチウィスキーサービス有り!

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太古の時間を感じながら乾杯!

午前中は氷河ハイキングを堪能して、午後は観光客が集まる展望台へ氷河の大崩落を見に。
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展望台からペリトモレノ氷河

★ ペリトモレノ氷河:ロス・グラシアス国立公園内にある氷河。チリと共有するアンデス山脈の南パタゴニア氷原から流れ出す48の氷河の一つ。約250k㎡の氷があり長さは30km。幅は終端部で5km。水面からの高さは60m、氷全体の高さは170mだが、最も深い場所でおよそ700mある。この氷原は地球上で3番目に多い淡水であり、パタゴニアの中で後退していない氷河の一つ。氷河の進む速度と、氷河の失われる速度がほぼ同じため前進も後退もしていないことになる。氷河の進む速度は一日あたり2mで年に600〜800mは動いている。


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氷河に生息する虫”Andiperla Willinki”

バスに戻る際、キツネを見かけた。
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ハイイロキツネ

パタゴニアの自然はこの地球上の中でもそのスケール感は例えようがない。人間の力が全く及びそうもない何か大きな力を感じれる場所だと思う。ここに来ると、人間はちっぽけな存在と感じるしこの地球に生かされていることを改めて感じ感謝の気持ちに満ちあふれる。ありがとう〜★





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