天空の散歩道!小金沢連嶺~滝子山縦走!


富士山大展望!石丸峠手前から

やっほ〜!ひさびさのblog更新になってしまいました。というのもずーっと自宅にて超安静しておりました。
実は知床縦走の最終日の4/2、あと数時間でゴールというところで脚を捻ってしまいました。なんとかダブルストックでゴールまで歩きましたがその後全く動けるような状態でなくなり、検査の結果副側靭帯損傷。金属の入ったサポーターの補助がないと歩けない重傷で、6週間絶対安静を言い渡されました。もし、山中で膝捻っていたら、危なくヘリコプター呼ぶところでした。


両端に金属がついた膝サポーター

とはいうものの身体は超元気で街歩きではほとんでストレスなく歩けるようになって来たので、GW前にリハビリ登山ということで高尾山にチャレンジしました。、、が舗装路から登山道に入りボコボコした道を歩き始めた途端あまりの膝が痛くなり途中敗退!!ハイヒールでも登れる超入門クラスの山で敗退することになるとは夢にも思いませんでした。そしてさらに膝悪化というダブルパンチ。街歩きと山歩きの脚に与える負担の歴然な違いを痛感させられました。

GWは仲間が各地で楽しんでいる様子を自宅のネットでヤキモチしながら見ていました。GWが開けて膝の痛みも和らいできたので近所の公園もルンルンで歩けるようになってきたので、いよいよリハビリで山に行くことに決めた。

選んだコースは、自分の大好きな大菩薩嶺から南側へ富士山に向かって続く尾根道!ほどよいアップダウンを富士山に向かって歩くコース!それもドンドン富士山が近づいてくるので最高なコース。また富士山だけでなく、南アルプスや奥秩父なども山の展望が360度楽しめるのです。


車道と並行してる登山道から上日川峠へ

塩山駅南口7:35発のバスに乗り、大菩薩峠登山口のバス停で下車。いつもは車で大菩薩の登山口・上日川峠まで登ってスタートしていたのでここから歩き始めるのは初めて。大菩薩峠登山口のバス停から上日川峠まで何気にコースタイムで2時間10分かかる。車道と平行してある登山道を進み、途中から静かなショートカット登山道に入る。人気がなく静かな山歩きが楽しめなかなか良い。上日川峠につくとマイカーで大菩薩に登るたくさんの人で溢れ帰り騒然とする。


石丸峠へ

今回は人の多い大菩薩には登らず、石丸峠へ登り、大菩薩から続く連嶺を小金沢〜白谷丸〜大蔵高丸〜大谷ヶ丸〜滝子山〜笹子駅へと縦走予定。膝の調子が悪ければ尾根の途中の湯ノ沢峠までタクシーを呼ぶことができるので下らずに下山できる。熊沢山あたりから気持ちの良い笹原に着けられた登山道を辿る。ここは気持ちよ過ぎていつまでも昼寝したくなる。


牛奥ノ雁ヶ腹摺山からの富士山大展望!

Mt.ushiokunogangaharasuriyama.読み方が難しいですね〜。雁の通り道に当るからこの名が付いたようだ。この牛奥ノ雁ヶ腹摺山も秀麗富嶽12景だ。この尾根は変った名称が多い。30分ほど南に進むと”川胡桃沢ノ頭”とある。これはkawakurumisawanoatamaと読む。次に一等三角点のある黒岳へと進む。三角点はりっぱだが黒い森に覆われ展望は期待できない。黒岳を下って行くと、やまなしの森100選の広葉樹林に入る。



白谷ノ丸からの富士山大展望!

本日は高気圧にすっぽり覆われ、とても安定しており南アルプスや富士山、奥秩父の山々が雲一つなくきれいだ。
この連嶺の中で、ここからの展望が一番好きだ。白谷ノ丸から湯の湯の沢峠へ下る白ザレの登山道は最近崩落したのか西側に迂回路が着けられていた。まだ、安定しておらず雨だと非常に歩きづらそう〜。正面の大蔵高丸の展望が良い。


山桜

膝の調子は悪くないので、湯ノ沢峠から滝子山まで行くことにした。大蔵高丸〜破魔射場丸(ハマイバマル)〜大谷ヶ丸とほどよいアップダウンが続く。途中、山桜が咲ききれいだ。大谷ヶ丸の山頂から北側へ少し戻り滝子山の分岐へ。
このあたりから膝が悲鳴をあげ始めた。それも怪我をしていない右ひざ!かばって歩いていたからだろうか。ひーひー言いながら山頂を目指すが滝小山は意外とデカい!


滝小山!!

ついた〜!!目の前の大きな富士山が復帰を祝福してくれているようだ。(←あくまでも本人の勝手な想像ですW)なが〜い長い道のりだったが、大菩薩から続く連嶺を歩ききった!ずーっと富士山に向かって歩ける幸せハイキング道一直線!!


滝小山から見た富士山大展望!

今朝の石丸峠で見た富士山よりかなり大きくなってる!そして、かすかに見えた三つ峠山の山頂にある鉄塔がかなりはっきりと確認することができる。このまま三つ峠まで行きたい!笑


寂ショウ尾根

下りは、ちょっと急だが最短で下山できる寂ショウ尾根を下る。滝子山の名前の由来は、滝が多いかったことからその名がついたそうだが岩場の急な尾根から想像するだけで滝がたくさんあるのも納得。この下りで両膝が悲鳴をあげる。病み上がり第一弾の山としてはトレーニングがまだ足りなかったのか、怪我後絶対安静という言葉に甘え過ぎて怠けて怠けたツケだろう。全く動いていないので筋肉が落ちて体重が軽くなるはずなのだが、食欲だけは全く衰えなかったので食べ続けたところ体重が5KGも増えてしまった。仕方ないのでゆっくりゆっくり休みながら下りる。


イワカガミ

普段はそれほど興味を引き立てられないが、この状況の中けなげに咲く姿に元気をもらう。元気だったらあっという間に駆け下りれそうな尾根だが脚に全く力が入らずへろへろで下山。舗装された道に出てかなり感動してしまった。一ヶ月半全く山へ行っていなかったので完全に体力が落ちてしまったようだ。目標としていたコースタイムを2時間以上オーバーしてしまった。夏までには体力が戻るようリハビリを再会しなくては。

ふっ〜、ここまで読んで頂きありがとうございました!ヘロヘロになりながらもなんとか無事に下山できました。次回は目標タイム以内に余裕で歩けるようトレーニングしたいと思います。とにかく富士山に向かって歩く爽快なコースなのでスーパーオススメコースですよ〜。


{コースタイム} 2014.5.11 快晴
大菩薩峠登山口バス停8:15-上日川峠9:10-石丸峠10:00-小金沢山10:40/11:00-黒岳11:50-ハマイバ丸13:00-大谷ヶ丸13:35-滝子山14:10/14:30-(寂ショウ尾根)-笹子駅16:30



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