亜丁自然保護区&梅里雪山紅葉ハイキング



紅葉のシーズンに合わせて中国・四川省の成都を起点に稲城亜丁自然保護区から雲南省・梅里雪山へ10日間で行って来ました。クルマ移動がかなり長かったですが、チベット民族エリアの山岳地帯を走って行くので見所満載で飽きずに楽しめました。


Simカード

ネット規制が厳しく日本で普段使っているYoutubeやGmail等のGoogleサービスやFacebook、Line、Yahoo mailなど使えない中国。SIMとWIFIを対策しないと、普段利用しているSNSやメールを使えず非常に不便。今回はSIMは香港SIMでRoaming ONにしてネット使い、WifiはPotatsoでVPN接続しました。コレによって携帯の電波でもホテルでWifi使っているときでも、普段と同じ様にインターネットを活用出来ました。


パンダでも有名な雅安

先ずは日本から成都へフライト。翌日成都から”川蔵公路G318”で理糖までひたすら西へ進みます。川蔵公路は上海からチベットへ続く国道で5,476kmあるんだとか!?日本とは全く違うスケールに驚きです。雅安はかつて四川方面からの茶葉古道の要所で古くは 南方シルクロードの要所として栄えた街で四川地震があった際、パンダの研究所が一時避難先として置かれていました。


キウイの産地

道中のSAでは採れたてのキウイやみかん等の柑橘類がたくさん並んでいました。また、駐車場に座り込んで写真を撮っている中国人がたくさん!何をやっているのかと思ったら、ココから先がチベットエリアに入るので記念撮影していたみたい。ホント写真好き。笑


チベットエリアへ

移動日初日のランチです。中華は外れがないので、どこのお店に入っても安心です。


ランチ@瀘定


四川料理????

瀘定は吊り橋が観光スポットとなっています。劣勢の毛沢東が国民党に対して巻き返しを狙い1 日で120km も行軍を進
めたといわれる伝説の場所で人気観光地となっています。吊り橋は 1705 年の清の時代に建築したもので、長さは103m、重さ13t もあるそうです。この吊り橋、期待以上に揺れてくれてみんなギャーギャー中々進みません。


大揺れ吊り橋????


大渋滞ww

康定から標高をドンドンあげて、富士山も越えて一気に4,296mの折多山峠へ。ココからミニヤコンカが見えるようなので、積雪で凍った階段を登り展望台へ。あいにくの雲で山頂を拝む事は出来ませんでしたが山裾の凍てついた雪壁を拝む事ができました。


折多山峠4,296m


雪が凍ってる?


ミニヤコンカ方面

移動日2日目。理糖でG318ともお別れ。。ココから南へ稲城を目指します。ここら辺の峠は基本4,000m越え。ちょっと急ぎ足になるだけで呼吸が上がってしまうので要注意です。兎が横たわって見えるという峠に来ました。ココには海子と呼ばれ小さな湖とか池がたくさんあります。現地の人達はこうした池や湖を海の子供とみなし、海子がある山域だから海子山(ハイツーシャン) と名付けるのだそうです。


兎ル山


ウサギさんが横になってますね


@兎ル山



移動3日目。ようやく稲城亜丁自然保護区に到着です。早速、亜丁自然保護区の三神山の主峰・仙乃日(xiannairi)6032mの姿を拝みに行きました。


亜丁稲城自然保護区の案内


ビジターセンター


バス乗り場


沖古寺


道はしっかり整備されてます。


紅葉が見頃でした????


主峰・仙乃日(xiannairi)6032m


チョモラツォ湖4,080m


何とか一枚!


リスさん!

亜丁自然保護区はとても広いので、1泊2日で公園内を廻りました。2日目は牛奶海(オロンツォ)方面へ。ヤンマイヨンとシャルオドジェの展望を拝みにハイキングです。ココ三神山はどれも未踏峰です。


牛奶海(オロンツォ)方面へ


電気カート?で向かいます。


ハイキングスタート!

往復で5時間程のハイキングになります。歩いて行く人が殆どですが、体力に自信のない人は馬も使うことができるようです。片道300元とありました。


馬も使える!


少しづつ標高を上げていきます。


ヤンマイヨンは雲の中。。


トイレは道中にあります。


最後の急登。。富士登山の様?


牛奶海(ニューナイハイ)


ついにヤンマイヨンの山頂!


山羊にたくさん出会いました。


シャルオドジェがバッチリ!


電気カート渋滞ww


香格里拉鎮の街並

亜丁稲城自然保護区の次は梅里雪山へ。中国では毎年のように道路事情が改善され道が良くなってきており、そのスピード感にはドキモ抜かれますね。ココではもちろんGoogleMapは使い物にならなく、地図が古いです。そこで今回は中国のアプリ”高徳地図”というのを利用しました。GoogleMapを更に発展させた感じで、レイヤリングで渋滞情報だけでなく道中の天気を表示させたり、その他詳細設定機能が凄いです!


フルーツ売場


カラマツの紅葉

しばらく谷の入り組んだ何もない山岳地帯を走って行きましたが、突然現れた村で昼食タイムを取りました。何気なく入った食堂が、当たり!夫婦で経営しており、ショーケースにある食材を指差して食べたいものをオーダーさせてもらいました。新鮮な食材で、お茶も美味しかった!雲南省に入ったからでしょうか。ここら辺ではどこもプーアール茶が出て来て美味しいです。


ランチ


ショーケースからメニューを決める


どれも美味しい!


ご馳走まさでした!

谷を下って行くと中国一位・世界三位の長さを誇る長江の上流部分である金沙江に合流です。その昔砂金の産地であったこと から名前がつけられました。奔子欄からはかつての茶馬古道の宿場町であり、大昔に雲南省の東部分に“滇”(てん)という国が あった時この国とチベット(西蔵)をつなぐ道であったことから”滇蔵公路”を使って徳欽を目指します。奔子欄から九十九折を登ると金沙江の展望台です。


金沙江との合流点


大湾曲展望台

しばらく山岳路を走り梅里雪山の玄関口、徳欽の到着。ココでランチして、市場を散策しました。市場は地下にあったのですが外観からは全く想像できない規模の大きさ世界観でした。野菜や果物売り場の奥には、ヤクの頭があると思ったらチョット前に屠殺されたような生々しい現場がありました。。。市場をあとにして今晩の宿泊地・飛来寺を目指します。ココから梅里雪山の素晴らしい展望が期待でキルヨウデス!


徳欽の街


市場


奇妙な形のフルーツ発見@市場


ヤク肉@市場

翌日は梅里雪山ハイキングの日。ホテルから朝日に輝く梅里雪山の主峰カワクボをはじめとする山岳展望が期待できるようですが、雨というか雪でした。スケジュールもタイトなので、僅かな期待を込めて明永氷河から主峰が見える蓮華寺の展望台へハイキングへ出発!ビジターセンターのある登山口にはチケット売りのおばちゃん以外は誰もいませんでした。笑


電気カートで


紅葉も見頃。


長ーい階段を振り返る。


明永氷河


蓮華寺


梅里雪山は雲の中、、。

展望台を後にして、飛来寺へ戻ります。飛来寺と明永村の間には欄滄江(ランソウコウ)と呼ばれるメコン川の上流部にあたる川を渡らなければなりません。


欄滄江(ランソウコウ)

梅里雪山を日本で有名にしたのは1991年1月に日中合同登山隊による梅里雪山登山(カワクボ登頂目的)で発生した雪崩事故においての17名の遭難ニュース。この事故については、ヤマケイ文庫「梅里雪山 十七人の友を探して」で著者の小林尚礼さんが何度も現地に足を運び聖なる山カワクボに対する現地の人の思い触れる体験を綴っており是非読んで欲しいです。


写真を写真撮りました????

最後は香格里拉へ向います。この週は寒波到来の為あちこちで積雪となりカラマツの紅葉で美しかった往路はまるで別の道みたいでした。笑


帰路には積雪。。


纳岶海(ナパカイ)

雲南省で一番大きなチベット寺院である松賛林寺に立ち寄って、成都へ戻りました。ラサのポタラ宮にも全く劣らない荘厳な感じの規模!チベット人の深さがココまでの規模の寺院に育てたのでしょうか。。


竹賛林寺


140段の階段はキツい。。


大殿


屋上からの展望は格別感が半端ない。



成都にあっという間に戻ってきてしまいました。。長かったようで短い旅でした。今回はあいにくの天候の為期待の山岳展望はイマイチでしたが、道中はどこもカラマツの紅葉が美しく金色に輝いていました。最後は成都で辛いもの巡り三昧。成都では自転車がどこにでも転がっており、QRコードを読み込んで支払いが完了すると、ロックを解除でき好きなところまでのって乗り捨てられます。すんごい便利!レストランのテーブルについても、定員さんは来ないです。テーブルにあるQRコードを読み込んで、注文&決済!料理が運ばれて来るのを待つだけです。成都の夜は近未来都市に来たようでした。


QRコードを読み込んで。。



今回も素晴らしいメンバーと共に10日間はあっという間過ぎて、もっとゆっくり廻りたかったのが正直な感想ですが今回は拝む事の出来なかった山岳展望を見にリベンジしたいと思います。どうもありがとうございました!!





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