Mt.denali from LP
いつかは登ってみたいと願っていた北米最高峰・マッキンリー山(Mt.denali6190m)についに挑戦する日がやってきました。エア・カナダにてバンクーバー経由にてアラスカ・アンカレッジへ飛びます。エコノミーで23kg×2個預けられるので荷物超過なしで飛ぶことができました。
shopping @walmart
アンカレッジにて食料品の買出し&装備調達をしました。予定は21日間で食糧を準備しましたが、結果的にはトータル19日間で下山することができました。
Mountaineering shop
登山用品はREI、AMH、hoarding marmotと3店舗がすぐそばに固まっていてとても便利!宿はREIから徒歩5分のところにあるHostelのBase CampがスーパーのCARRSにも近くてオススメです。ただ、ダウンタウンからは離れているので観光には不向き。
Alaska Railroad
旅も楽しみたいのでアラスカ鉃道にて登山のベースのなる街タルキートナへ。ゆっくり走ってくれるので景色が楽しめます。途中、熊やムースもいたらしいですが発見できませんでした。泣
can’t wait flight.
タルキートナーへ到着後、明日の入山前レクチャーの確認をしにNPSへ。ついでに翌日天候が悪そうなので、ダメもとでレクチャー予約日を一日前倒しに出来ないかと交渉したらあっさりOK!!飛行機も簡単に日程前倒しでき、夕方にはフライトすることができました。前倒しができることができ安心したものの心の準備が間に合わずバタバタ。。。笑
ザックはスエーデン製のスーリーの88L!!何でも入ります!笑 すっごく背負い心地が良く疲れません。期待大!!!
Landing Point.
朝までアンカレッジの街にいたのが信じられないくらい別世界へ。真っ白な氷河の中へ音もなく静かに滑り降りる。
バーナー用のホワイトガソリンは飛行機会社に頼むと用意しておいてもらえるのでLPにて受け取る。
with heavy sled.
ランディングポイントにて一泊後、ザックにソリをセットして早速出発。スノーシューは飛行貴会社のK2にてレンタルしましたがソリはLPに放置されているものに自分達で用意したロープをセットしてザックにつなげました。ハーネスにソリを付けるよりザックに付けた方が身体を重力に任せて前傾させる力でソリを初動させられるので楽です。また、今回は日程が長い為、ゴールゼロのソーラーパネルを持ってきました。スマホは2時間もあればフルになる優れもの!停滞日が楽しみです。
lunch time!!
初日はLPを11時に出発してC1へ18時着。C1へは大した登りはないが、ソリ43kg&ザック27kgあるため思う様に進めない。
tea time @C3.
C2からC3へ。C2はデポ(cash)ポイントとして利用されておりテントはっている人はほとんどいない。ガイドツアーはC1からC2へキャッシュして、次の日C3まで一気に登るというスタイルを取っていた。キャッシュせずに荷物を全部持って行くことをシングルキャリーと言うらしい。すれ違い様に、挨拶変わりに”お前はシングルか”と何度か聞かれインド人みたいだなあと思った。笑
stew with bacon.
山の楽しみは”食事”。限られた食材の中で出来るだけ工夫が必要だ。アルファ米&乾燥野菜&ルーだけでも、かなり立派なものが出来る!料理長に謝謝謝!!
cash@C3
C3に帰路の分の食糧&スノーシュー&ソリをデポ。現地ではC3とかC4という呼び方はしていなくフィートで呼んでいた。ちなみにC3は11,000feetなので、略してイレブン-フィート。
depart from C3.
C3を出ると早速急登が待っている。ここをソリを引いて登るのは辛そうだ。半分くらいのパーティがソリをC3にデポしているがC4までソリを頑張って引き上げるパーティも半々。この急登は何箇所かクレバスがルート上に開いており、新雪が降った後は分かりづらくイキナリ落ちた!汗 がそれほど大きいものではなかったので自力で這い出すことが出来た。
on the ridge
C3とC4の間にはWindy Cornerという風が非常に強く吹く箇所がある。C3から稜線を眺めていて何となく節煙が上がっているなあととのんきに考えていて稜線にきたら進めないほど強い風で一度引き返した。予定してはいなかったが風や天候の影響でC3に5日間も宿泊した。
ranger tent @C4/16,200feets
ついにメディカルキャンプへ到着!予定外に時間がかかってしまい焦る。ちなみにここをメディカルキャンプと呼んでいる外人は少なく16フィートというと話が通じる。ここにはレンジャーが駐在しており、毎朝天気予報をボードに書いてくれる。あと、排泄物の袋もストックがあるので頼むと必要数だけくれる。
drying cloth day with Mt.foracker
C4についた翌日は、14,000feetにデポした食糧をピックアップして、午後は休養日。湿気った寝袋などを乾かした。風がないと日差しが強く長いので夜21時くらいまで意外に温かく外でのんびりできる。ちなみに白夜なので、深夜0時でも2時でも暗くならない。ヘッドランプ必要なし。
Poo Box!
デナリ登山の名物と言えば、コレ!排泄物は全て持ち帰りです。ただ、C1&C3&C4には捨てて良いクレバスがあります。オレンジ色の棒がクレバスの前に立っているのですぐに分かります。さて、誰が捨てに行く!?笑
resting day with hot-apple!!
C4で悪天候が続き、停滞モードへ。通常は昼は行動食だが停滞用にうどんや美味そうなアルファ米を持って行った。
Mt.foraker
今日は夕焼けが綺麗。。明日は晴れるか!?ちなみに、ただ晴れるだけでなく風がないのが条件だ。C4からみて稜線で雪冤が上がっているような日は少なくとも風速20m/sは吹いており稜線上の狭いスノーリッジの上ではかなりのリスクを伴う。慎重な判断が必要だ。
how is going for weather??
今回は衛星端末を持って行かなかったのでレンジャーの情報が唯一の情報&頼り!!だが、よく外れる。笑
fix rope,,
C4出て、正面の雪壁にフィックスロープが付いている。アッセンダーがあると楽に通過できる。
super!!
本日、快晴也!!!
congrats!!!
前日に出発したメンバーが無事登頂してハイキャンプ17000feetsにて落ち合い即お茶パーティ!!笑
To the denali pass.
いよいよ、アタック日!風はなし。
Aureole!!?
光輪がずっと進行方向にある。笑
follow the halo.
空気が薄く身体がうまく動かないが全く風がないので寒くなくダウンもいらないほど。
last part!!
ピークを越えたら、先にまたピークが見え、また次のピークが永遠に現れる。。デナリパスから山頂は凄く遠いがこれで本当に最後か!?
make a summit!!!
ついに無事に登頂!!!ここまで長く辛かったが素晴らしい景色に一気に癒されるから不思議だ。
cassin ridge.
going back to LP.
帰路は2泊3日の行程。。簡単には下山できない。。
i wanna take a shower.
3週間ぶりのホットシャワーを思うと、すっごく楽しみ!!
@Latitude62
植村直己の常宿にてみんなで祝杯!最高の一時だ。今回の登山にてたくさんの方にサポートして頂き非常に感謝です。今回の経験を踏まえ、何かしら恩返しをしたいと思います。ありがとうございます!!!!
Moose
天候判断について:
今シーズンは晴れ間が少なく登頂率が今のところかなり低いようだ。例年だと晴れ間が4-5日間続く日があるそうだが今年は長くても2日間と4月なかばから入山しているクライマーが行っていた。現地にいた天候判断をしていた感覚から言うと北東から風が吹いくと乾いた空気で、南西から風が吹くと海からの湿った風が流れ込み、高気圧が入っていても雲が湧きやすく雪がチラついたりする。
登頂のタイミングは、風が弱くなるタイミングをどう見極めるか!?難しいが北東からの風と南西からの風が拮抗しているような時が弱まる。レンジャーの出す天気予報はお天気マークだけで天気図はないので、想像するしかない。翌日の予報はそれなりに当たるが2日以降はあまり当てにしない方が良いように感じた。
登山届け関連
現在、登録料は365ドルで事前支払いは265ドル。入園料は別途10ドル。
・デナリ国立公園の登山サイトです
→http://www.nps.gov/dena/planyourvisit/mountaineering.htm
・日本語のQ&Aです→http://www.nps.gov/dena/planyourvisit/upload/FAQ-s-About-Mountaineering-in-Denali-National-Park-Japanese-Version-PDF.pdf
コメント
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あれから智さんのサイトを見つけて今、デナリを共に旅しております????いつか一緒に登れる事を楽しみに天草より応援してまーす????
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よろしくお願いします????⤵️