Rimpfishhorn4198m
ゴルナーグラートの展望台からミシャベル山群方面を見ると、山頂がギザギザした一際目立つ山がある。”魚の背びれ”という意のRimpfischhorn4198mだ。ちょうど、一日の休みがあったのでその中から単独で日帰りで行けるアプローチの良い山を探していたら、Rimpfischhornになった。通常は、Flualpの小屋を利用してアタックするが頑張ればZermattを朝早く出発すれば、体力に自信ある方なら日帰りの範囲だ。
stellisee
Zermatt1608mの街を朝4:20に出発。Matterhorn TrainingルートというSunega2288mへ直登する最短コースから登り始めたが思うようにペースが上がらない。前日に仲間のバースデイパーティーで夕方から飲んでいたお酒が脳内をクルクルまわってる。あたりはどんどん明るくなり、Steliseeで朝焼けとなった。しかし、おかげで最高の逆さマッターホルンを堪能できた。
fluealp
6:10 Flualp2620mの小屋を通過。前日にこの小屋に宿泊するとかなり楽だ。Sunnegaのケーブルカーの始発は通常8amオープンだが、朝焼けケーブルカーを利用すれば5amくらいにはzermattを出発でき、標高2571mのブラウヘルドまでロープウェイでくればかなり楽できる。
3130mの峠
7:20に3130mのコルへ到着。ここからテーシュ方面へ下るトレッキングルートと分かれる。このコルの右上の山に登る。が、30分かけて登ったにも関わらず山頂から先は絶壁!クライムダウンするには怖そうなのでなくなく引き返すことに。
だがショックでかく、しばし休憩してから左巻きで進む。ここで一時間のロスタイム発生。あとでトポ見てみたら巻くと書いてあった。ここらへんでかなり体力が消耗していることに気がつき、Flualp小屋に止まらなかかったことを後悔後悔w
Rimpfishhornへ氷河を登る
今回のテーマは地図に頼らず、フィーリングで登る!できるだけ情報を少なくしてその場の情報でできるだけ判断する。あまりトポにこだわりすぎるとルートを見る目が養われないからだ。適当にどんどこ氷河を進む。傾斜は少なくクレバスの心配はあまりなさそうだ。
Dom(4545m)&taschhorn(4490m)
標高が上がるに従ってドム&テーシュが大きくなってくる。ゴルナーグラート展望台からよりさらに大迫力だ。
岩尾根を4001mの肩へ
遠くからは最後の山頂の岩場が見えていたが、近づいてくると岩尾根に隠される。尾根を適当に右巻きしながら登る。降ったばかりの新雪で隠された岩の上に薄い氷がツルツル滑り嫌らしい。
weisshorn4505m
Wisshornはどこから見ても美しい〜。いつか登りたいなあ〜。しかし、ここよりかは遥かにレベルが高そうだ。さらに体力&技術が求められる山だ。
最後の標高差200m
岩尾根を登ったら、緩やかな雪面にでる。最後は正面の背びれの部分を登るだけ!ここでブリタニアヒュッテ3030mからきた12名のドイツのグループが先に先行していた。彼らも小屋を4時頃に出たそうだ。
ブリタニアヒュッテからのグループ
12名のドイツのグループが先行していたおかげで、トレースができて楽々追いついた。が、嬉しかったのは一瞬で岩場を全然進まない。まさかのこんなところで大渋滞(笑)ところどころショートカットして追い越す。
ここの岩場の難易度はPD+でⅡ+ほど、ただ岩場が凍り付いていると怖い。今回は凍り付いた上に新雪が積もっていた。
最後の登り
最後のスラブ状の核心部分は降ったばかりの新雪が表面を覆っていて、ピッケルで氷を叩くと割れるだけでツルツルの岩になかなかとっかかりを見つけられない。しょうがないので、氷にピッケルとおいて祈る気持ちでゆっくり重心を移動させる。単独なのでロープで確保しているわけでもないので失敗は許されない。
Rimpfishhorn4198m山頂!
前衛峰に到着!すぐ隣にホントウのピークの十字架が見える。
山頂をバックに
この日はzermattからの登山者はいなかったが運良くブリタニア小屋からの登山者がいたので写真を撮ってもらう!ラッキー!
Rimpfishhorn4198m山頂から
11:50 Rimpfischhorn登頂!!12:00をタイムリミットと考えていたのでギリギリの登頂だ。
下山はマッターホルンを見ながら
下降ルートは、マッターホルンを正面に見ながらドンドン進む!気分はスーパールンルンだ。風もなく雪の上に寝転んでも全然寒くないので途中お昼寝タイム♪至福の時間だ。
やっとこさ平和な世界!
ずーっと、マッターホルンへ向かって下山する。ドンドン大きくなってきて楽しい!
Findel氷河
Flualp小屋16:00通過。sunnegaのロープウェイ最終は18:00なので余裕で帰れそうだ。
obergabelhorn4063m
乾杯!@sunega
17:00 sunnega到着!まだまだ日差しも高く眩しい日差しの中ビールで乾杯!早朝から12:30行動して乾ききった身体に冷たい弾ける液体が胃袋から血液へ浸透して毛細血管まで染み渡る快楽!いや〜たまらんです!
この素晴らしきをサポートしてくれた仲間&天候&全てに感謝感謝です!
ダンケシェーン!
コメント